サスティナブルなコスメによる好循環で、妊産婦・女性の命と生き方の継続的な支援を。

〜 ホワイトリボンパートナーからのメッセージ 〜

サラヤ株式会社

安田 知加さん

2月に商品コンセプトをリニューアルされると伺いました。新しい商品について教えていただけますでしょうか?

当社は衛生・感染予防から始まった会社であり、その研究を進める中で出会ったのが母乳や羊水に含まれる免疫関与成分の「ラクトフェリン」でした。「ラクトフェリン」というと飲むイメージがあるかと思いますが、肌に塗ることで、肌本来が持つ美しくなろうとする力を目覚めさせてくれる働きがあります。そこで、ラクトフェリンの肌研究から誕生したコスメブランドが、ラクトフェリン ラボです。

これまでラクトフェリン ラボは、ラクトフェリンの力(確かな効果)をお伝えするコンセプトでしたが、ご愛用者のインタビューを通して「ラクトフェリンの確かな効果」に加え、当社の「SDGsへの取り組み・社会貢献への関心」から、ラクトフェリン ラボを選んでいただいていることが分かってきました。さらには、家族や周りを大切にしながらも「自分らしさ」そして「暮らしを大切にする」方々に選んでいただいているということが見えてきました。

そこでこの度、ブランドコンセプトを、内側から自分の本来の美しさ、そして強さを目覚めさせることに通じる「生き方は、肌になる。 Empower myself」を変え、ブランドテーマについても「Science & Elegance」から、「Science & Sustainability」にリニューアル。新たにリニューアルしたブランドテーマの「Sustainability」に関しては、主アイテムのジェルセラムに加え、ご愛用者の方から“ローションにも、付け替えレフィルがあったら使いたい”という大切なご意見をいただいたため、薄肉で環境にやさしい付け替えレフィル容器を採用。化粧箱にはFSC認証の古紙を採用しました。また、現在廃棄で社会課題となっているホタテの貝殻を用いたジェルセラムの専用スパチュラも新たにラインナップしました。
※「モイストリフトジェルセラム」、「ブースター モイストローション」ともに、付け替えレフィルを使用することで、プラスチック(樹脂)量を、本体ボトルより84%削減。

「モイストリフトジェルセラム」は、付け替えレフィルとジョイセフ支援の取り組みへの支援が評価され、SUSTAINABLE COSMETIC AWARD2019年度SDGs推進賞を受賞。国内コスメではまだ稀な、人権と環境に配慮したRSPO(持続可能なパーム油)認証を取得しています。
これからもラクトフェリン ラボの売上の一部を通じて、妊産婦の命を守り、女性の生き方を支援し続けていきたいです。
※2月1月からリニューアル販売しています。

長年ジョイセフにご支援していただいていますが、これまで継続的なご支援をしていただいている企業価値(メリット、理由)について教えていただけますでしょうか?

2012年の創業60周年の際、弊社スタッフがアフリカ・ウガンダの地を訪れ、妊産婦が劣悪な環境で出産されていている状況を目の当たりにし、ジョイセフの世界の女性の命と健康を守る活動を感染予防の視点で支援できないかと思ったのがきっかけです。また、ラクトフェリンという成分が、赤ちゃんを守る母乳成分であるということもあり、繋がりやご縁を感じて「ラクトフェリン ラボ」ブランド立ち上げとともに、ホワイトリボン活動を支援することになりました。

右:RHUクリニックの前で現地スタッフと。
左:ジョイセフ・RHUの支援で力強く生きるトピスタさんと。

2023年8月に、ジョイセフ事業実施国のウガンダとザンビアへの現地視察をさせていただきました。当社だけでは現地の課題解決はできず、ジョイセフや現地協力団体のRHU(リプロダクティブ ヘルス オブ ウガンダ)の皆さんとの協働があってこそと改めて感謝しています。そしてこの取り組みが、ラクトフェリン ラボのお客様に届き、一緒に支援したいという思いから使い続けていただくという好循環が、持続可能な支援に繋がっていることは、当社にとっても大きな喜びです。

当社のジョイセフ支援は、これまでにも2012~2013年タンザニアの母子保健棟「ミルキーハウス」建設の活動や、2018年からは「SARAYA Safe Motherhood Project」としてウガンダでの支援をしています。ウガンダでは、2010年からスタートした「100万人の手洗いプロジェクト」をきっかけに2011年には、現地法人サラヤ・イーストアフリカを設立。現地のサトウキビを使ってアルコール消毒剤を現地製造するようになりました。2018年からはRHUの現地クリニックにアルコール消毒剤を配備し、医療従事者に感染症対策のトレーニングを実施してきました。2021年からは子宮頸がん検査促進の支援を行っています。

ブランドリニューアルのkey message「生き方は、肌になる。Empower myself」=「自分らしく生きる」というメッセージは、ホワイトリボンムーブメントと重なります。今後も継続してジョイセフを支援していきたいです。