寄付の使途(2024)

ガーナの女性の命と健康を守るために。
地域に寄り添う診療所の建設

<ガーナが抱える課題>

ガーナの妊産婦死亡率は、263(出生10万対)と日本の65倍*です。その要因として保健施設までの道のりが遠く、地域によっては何十キロも離れていてアクセスが悪いことや、近くに施設があったとしても民家や物置を間借りして最低限の医療を提供しているだけで、設備が整っていないため分娩ができないこと、などが挙げられます。本来予防可能なことが原因で女性たちが命を落としているのが現状です。*出典『世界人口白書2023』

●ホワイトリボンラン2024の支援先、ガーナ・イースタン州 はどんなところ?

ガーナの首都、アクラのすぐ上に位置するイースタン州の中で、特に貧しい地域であるアッパー・マニャ・クロボ郡は、ジョイセフがこれまで活動してきた地域の中でも、10代の女の子の妊娠の割合が依然として高い地域です。

“歩いて3時間かかる隣町の分娩施設に向かう途中、林でひとりで出産”

ジョイセフスタッフが現地を訪問中、一人の妊婦が隣町の保健施設にたどり着く前に林で出産し、そのまま気絶。翌朝、通りかかった農民に発見され、母親は一命をとりとめたものの新生児が亡くなったという情報が入りました。首都アクラからほど近い地域でさえ、物理的な医療アクセスの悪さで亡くなる命があります。この地域のすべての妊産婦にとってアクセスの改善は切迫した課題です。

<ホワイトリボンランの支援で実現すること>
集まった支援で、地域に寄り添う診療所や井戸、医療従事者の宿舎を建設へ

ホワイトリボンランをはじめとしたホワイトリボンムーブメントで集まった寄付金額に応じて、以下の支援を予定しています。

①分娩施設のある診療所を村に建設
②診療所に清潔な水を確保するための井戸の建設
③診療所で働く医療従事者が24時間体制で医療を提供するための医療従事者の宿舎の建設

※支援金額により、支援活動が1もしくは1と2のみになる可能性があります

医療従事者が常駐し分娩も可能な、地域に寄り添った診療所を建設して保健施設へのアクセスを改善するとともに、清潔で安全な水を確保するための井戸も設置。また、町から離れたところに位置するため、医療従事者の宿舎もセットで提供することで常駐を可能とし、質の良い保健サービスの提供を目指します。

※診療所、井戸、宿舎写真はイメージです

3月の国際女性デー月間は、ホワイトリボンランへエントリーして自分の健康、そしてガーナの女性たちの健康と命を守るために、人気のダンスキンとコラボレーションした特製Tシャツを着て、みんなで走ったり、歩いたり、体を動かしませんか! 皆さまのエントリーをお待ちしています。

ホワイトリボンランにエントリー

これまでの支援活動についてはこちらから