男女関係なく正しい知識を〜「女性の健康と権利」が当たり前に守られる社会へ

〜 ホワイトリボンパートナーからのメッセージ 〜

株式会社コーチョー

渡邉 邦彦さん

当社は、ペット用トイレタリーの製造販売および福祉事業を行っています。創業時は生理用ナプキンを主力製品とし、当時の女性たちの社会進出を応援しました。2023年に掲げた新たな中期経営計画の重点テーマは「環境・ジェンダーフリー・地域社会・テクノロジー」。人や動物のケアに携わってきたものづくり企業である私たちは、パーパスである「ケアが当たり前となる社会」の実現と、社会課題の解決に向けた取り組みとして、ホワイトリボンランの支援を行っています。6回目の支援となる今回は、より社員の積極的な参加を促すため、ホワイトリボンラン富士拠点の事務局を務める、NPO法人楽しいことやら座の方々に、改めてジョイセフの取り組み、ホワイトリボンの活動の意義について説明いただきました。

ホワイトリボン運動の「女性の健康と権利」について、会社としてどのように考えていらっしゃいますか?

ホワイトリボンランを支援する企業として、「女性の健康と権利」は、当たり前に守られなければならないことと捉えています。しかしながら、妊娠・出産やライフスタイルを自分自身で選択するということが難しい方々や地域もあり、このような課題に対して、地域の皆様と連携し、継続した支援に取り組んでいます。全ての女性が、働きやすい社会、安心した生活を送れる社会を実現するためには、女性の健康問題について男女関係なく関心を持ち、正しい知識を得ることが必要。そういった積み重ねを経て「女性の健康と権利」が当たり前に守られる社会に繋がっていくことを願っています。

ホワイトリボンランにジェンダーに関係なく参加することや、社員や地域に暮らす一人ひとりの健康や多様性を考えることについてどのように考えていらっしゃいますか?

ホワイトリボン運動は、女性の命と健康を守るための活動ですが、現在では会社の行事のひとつとして認知され、多くの男性社員が積極的に参加しています。これは、課題を解決するためには、男女関係なく取り組むという考え方が浸透している結果だと思っています。また、ホワイトリボンランへの支援は、社員の社会貢献活動に参加するハードルを下げ、社会課題を自分ごとに置き換えることができる機会となりました。
ホワイトリボンラン富士拠点は、男女ともに参加者が非常に多く、様々な考え方を持った方が集まっています。多様な参加者との交流で得た気づきや発見が、社内だけでなく富士市内、静岡県内で広まることで、新たな支援の輪に繋がり、そして、社員や地域の皆様との絆を深め、世界の女性や子どもたちに想いをつなげていきたいと考えています。この支援活動を通して、思いやりと優しさをかたちにし「ケアが当たり前となる社会」の実現に向けて、これからも取り組んでいきたいと思います。